【2024版】青森で不登校経験者が行ける高校一覧 | 合格に必要なこと

小学校中学校で不登校を経験された生徒さんは、高校に通うことができるのかどうか不安になるかもしれません。ネット上では様々な情報があり、古い情報も多く含まれています。

結論から言うと基本的に不登校を経験していてもほとんどの高校には合格することができます。そして通える学校の数は年々多くなってきています。この記事ではどのようなパターンで高校に通うことができるのか、また合格するのに必要なことをお伝えしていきたいと思います。

この記事は主に高校受験前の中学生と対象としています。高校に入ってから学校に行きづらくなった方は以下の記事をご覧ください。

高校を辞めたいと思ったらするべきこと 青森県での高校生活において、学校に行きづらくなったり、トラブルや嫌がらせに合ったり、全日制高校...

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基本的に行けない高校はない

基本的には、不登校経験があるという理由で入学できない高校は少ないと思っていただいた方がいいかと思います。これには以下の2つ理由があります。

  1. 県立高校の全入化
  2. 出席は考慮されない

1つめとして青森県立高校の定員割れが起こっているということがあります。つまり学校を選ばなければ全員合格できる、県立高校全入時代になっています。10年以上前の情報ですと出席が足りないと不合格になると述べられていることがありますが、現在はそういった心配はないかと思います。

2つめの出席数に関してですが、現在ほとんど出席数は考慮されていないのではないかと推測されます。ですので青森の県立高校の入試のシステムを理解して、条件を満たせば合格できるということになります。

また、欠席が多い場合には自己申告書という書類を提出して欠席の理由を報告することも可能です。

その条件として、青森県の高校入試では点数が高い順に合格を出します。つまり、基準点があるのではなく高い順に定員の人数の枠に入ることができれば合格できるということになります。

選択肢は4つ

大まかにわけて、不登校経験者が高校に通う時の選択肢を4つ紹介します。

  1. 通信制、定時制高校
  2. 定員割れの県立高校
  3. 県立高校に実力で入る
  4. 100%合格の私立高校

順に解説していきたいと思います

通信制、定時制高校

不登校経験者がまず初めに想像する選択肢としては通信制高校や定時制高校だと思われます。こういった高校においては不登校や発達障害その他の生きづらさについての理解があり、非常に相性のいい高校だと言えると思います。

通信制高校と定時制高校の人気は年々高まってきていて、特に県立の定時制の高校は非常に高い倍率を記録しているので全日制の県立高校よりも倍率が高い場合も多く、むしろ難関といえる場合もあります。

青森市に教室がある通信制高校は以下の記事で紹介しています。私たちちいさな学校も通信制の高校として通うことができる体制を整えています。

この記事では青森市に教室を持っている通信制高校を紹介していきます。活動の様子がわかるSNSなども紹介しています。このような方にオススメの記事です。青森市に教室がある通信制高校が知りたいネットで探しても自動生成記事が多く、実態が見えない通信制

定員割れの県立高校

次に出席数を気にせずに合格できる県立高校として定員割れしている高校を紹介したいと思います。定員割れした高校に関しては2023年度現在では全員合格という結果になっているようです。

まれに不合格者が出ているのですが、これは高校側が不合格にしたのではなく生徒が試験に出席しなかったり私立高校や高専に通うことを決めて辞退した場合に不合格になる場合があります。

以下に2023年度の青森県の県立高校で定員割れを起こした学校を一覧にまとめました。

高校名倍率
青森高校0.95 
青森北高校0.96 
青森北スポ0.98 
青森南外国語0.93 
浪岡高校0.24 
青森工業電気0.86 
青森工業電子0.77 
青森工業都市環境0.86 
五所川原高校0.74
鰺ヶ沢高校0.40
五所川原農林生物生産0.57
五所川原農林森林科学0.34
五所川原農林環境土木0.66
五所川原工業機械0.97
五所川原工業電子機械0.63
五所川原工業電気0.94
五所川原工業情報技術0.43
黒石高校0.76
黒石情報0.95
黒石看護0.95
柏木農業生物生産0.71
柏木農業環境工学0.49
柏木農業食品科学0.66
弘前工業電気0.80
弘前工業電子0.86
弘前実業家庭科学0.95
弘前実業服飾デザ0.95
三本木高校0.92
三沢高校0.98
野辺地高校0.40
七戸高校0.76
百石高校0.95
百石食物調理0.80
六ケ所高校0.88
三本木農業植物化学0.91
三本木農業動物科学0.63
三本木農業農業経済0.80
十和田工業電気0.86
十和田工業建築0.83
三沢商業商業0.91
田名部高校0.83
大湊高校0.73
大間高校0.71
むつ工業機械0.91
むつ工業電気0.97
むつ工業設備・エネ0.63
八戸東表現0.80
三戸高校0.83
名久井農業生物生産0.86
名久井農業環境シス0.40
八戸水産海洋生産0.60
八戸水産水産食品0.31
八戸水産水産工学0.29
八戸工業機械0.89
八戸工業電子0.66
八戸工業土木建築0.86
八戸工業材料技術0.75
八戸商業高校0.93

県立高校に実力で入る

もし倍率が1.00以上の応募がある高校であっても、青森県の入試制度にしたがって合格を得ることが可能です。

青森県の県立高校入試の仕組みは

  • 評定135点
  • 当日のテスト点数500点

の合計635点で計算し、定員までの上から順番に合格を出していきます。

評定については、通信簿の成績とほぼ同じものです。9科目が5段階で評価され、それが3年分あります。計算すると9×5×3ということで135点満点ということになります。

不登校経験者で出席が少ない場合、通信簿の評定の欄が斜線になっている場合ということがありますが、これは0という意味ではありません。実際には2ぐらいが評価としてついていることが多いようです。

仮にオール2だとすると9×2×3ということになるので54点ということになります。先ほど書いたように評定135点と当日のテストの点数500点を合計するので、評定が低かったとしても当日のテストの点数でカバーすることが可能になっています。

ですのでごく一般的な全日制の県立高校に合格することも可能ですし、実際にそういった例もあります。

私立はほぼ100%合格

その他の選択肢として私立高校というものもあります。ここ数年は全国的に公立離れということが言われていて、私立高校の人気が高まっています。そして青森においては私立高校はほぼ100%合格するというデータがひっそりと公開されています。

https://www.pref.aomori.lg.jp/release/files/2022/73034.pdf

まとめ

以上の通り不登校経験者であっても高校に入る選択肢はたくさんありますし、様々な進路が考えられます。この情報が記事を読んだ方の参考になり、より良い方向に進まれることを願っています。

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